昨日まで普通にビルドできていたアプリが、急にビルドできなくなりました。
先週 macOS を BigSur にアップデートしたのですが、それ以降 ClipStudio のペンの反応も鬼悪くなっており、地味にイライラしてた矢先のこれです (´-ι_-`)
また BigSur の仕業では…って疑ってかかったのですが、今回は違いました。笑
結論を言うと、原因は Fabric だったので、導入していない方はバックしてもらって結構です。
前提条件
・macOS BigSur(ver11.0.1)
・Xcode(ver12.2)
・Fabric(CrashlyticsのためにPod経由で導入)
試したこと
Product → Clean Build Folder をするも変わらず。
何も考えず Product → Clean Build Folder + Option をするも変わらず。
あーうぜーなんだこれーと思い、Xcode再起動 するも変わらず。
昨日までビルドできてたのに…と思って Macを再起動 するも変わらず。
( ´◔‿ゝ◔)
解決した方法
やる気あんのかテメェ感出てきたんで、ちゃんと調べようと思い、以下の場所から確認。
右側にビルドの内容がずらずらーっと出てきます。
その内容の最後に、Build Phases の Fabric のために記載していた RunScript で止まっていることが判明。
そのスクリプトは、Crashlytics 上で不足している dSYM を送信するもので、試しにそのスクリプトを削除してみると、ビルドが完了しました。
ちゃんと今までと同じように動かすために、ドキュメントを読むことにしました。
私の場合ですが...
Fabric を FirebaseCrashlytics に差し替え
ターミナルで Podfile を以下のように編集。(最低限の内容)
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use_frameworks! target 'プロジェクト名' do pod 'Fabric' end //----- target~end を下記のように編集 -----// target 'プロジェクト名' do pod 'Firebase/Analytics' // 使いたければ pod 'Firebase/Crashlytics' end |
その後、pod update を実行。
RunScript を修正
${PODS_ROOT}/Fabric/run が記載されたスクリプトを以下のように修正。
GoogleService-Info.plist の位置が違う場合は適宜。
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${PODS_ROOT}/FirebaseCrashlytics/run ${PODS_ROOT}/FirebaseCrashlytics/upload-symbols -gsp ${PROJECT_DIR}/$PROJECT_NAME/GoogleService-Info.plist -p ios ${DWARF_DSYM_FOLDER_PATH}/${DWARF_DSYM_FILE_NAME} |
これで動くと思います!
いらんと思いますけどとりあえずスクショも載っけておきます。
このプロジェクトは先週アップデートした際、Pods 経由でまとめてアップデートしたのですが、その時は問題なく動いてました。
というか昨日もビルドは完了していたので、急にできなくなってビビりました _:(´ཀ」 ∠):_
さいごに
FirebaseSDK から Fabric が切り離されることは知ってましたが、クラッシュが自動送信されないって認識だったので、リリースアプリは99%以上の稼働率は確保できてるし急がなくてもいいか…って思ってました。
ちゃんとドキュメントは読まないといけないですね(何度目
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